おねしょと夜尿症との違いは?病院へ行った方が良いのはこんな時!

学校・園ではどのような点に気を付けるべきか?

お漏らしをしてしまうことに対して、学校・園でできることを考えてみましょう。

まず、トイレの環境整備です。

きちんとプライベートが確保され、綺麗なトイレであれば誰でも進んでトイレに行くことができます。

お漏らしやおねしょ、夜尿症を病気と捉え、正しい知識を広めることが、イジメ対策にもつながります。

夜尿症と発達障害との関連とは?

夜尿症と関連のある疾患・障害の1つとして、発達障害があります。

ADHD(注意欠陥・多動性障害)は、不注意、多動性、衝動性の3つの症状がみられる障害です。

ADHDの実に約3割もの人が夜尿症を併発しているとされています。

ADHDの場合、中枢神経の発達が未熟で、夜間の水分制限や排尿習慣を守りにくく、下着が濡れても感覚が鈍いなどの点から、夜尿症が治りにくいようです。

お泊り保育、林間学校、修学旅行はどうすればいい?

学校・園で宿泊を伴う行事がある場合は、事前に行事のタイムスケジュールに合わせてトイレに行く練習をしておきましょう。

練習を積み重ねることで、自信にもつながります。

もちろん、担当の先生にも事情は話しておき、シーツやパットなどのフォローをお願いしておきましょう。

パジャマも、濡れたことがわかりにくい色の濃いものを用意しておくのも良いですね。

まとめ

5歳を過ぎてもおねしょをするのは、「夜尿症」という病気です。

長引かせないためにも、早めに医療機関を受診しましょう。

おねしょをしている本人は、「恥ずかしい」という気持ちから周囲へ相談できずにいることが多いので、周囲の大人が気を配り、前向きな声をかけてあげましょう。